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Young Alton Ellis

ALTON ELLIS [ SOUL TRAIN IS COMING ]
by Pirate's Choice

2008年初冬来日目前に控え他界してしまったジャマイカ最高のシンガー、アルトン・エリス。彼がトレジャー・アイルやスタジオ・ワンに残した「I'm Still In Love」や「Breaking Up」は今ではジャマイカン・スタンダードとして知らないものはいない大名曲で、90年代終わりにショーン・ポールがワールド・ヒットを飛ばしレゲエ・ファンのみならず世代を超えた多くのクラブ・キッズを湧かせたのは記憶に新しい。

スカ時代のアルトンは専らアンチ・ルード・ボーイをテーマに歌い「Dance Crasher」が島中を揺らした。ロック・ステディ時代になるとそのフォーカスを怖い兄ちゃんからかわい子ちゃんにシフトし、そのラヴァーズ・ロック・ステディの数々に皆うっとりした。「本当に素晴らしい時代で、ミスター・ドットは私やケン・ブースを連れてイギリス・ツアーに連れて行ってくれたりもした。出す曲出す曲全てヒットした。私はスターであった、昔も今もね。」アルトンは僕らにいろいろな話を聞かせてくれた。

トレジャー・アイルに「Moonlight Lover」という曲が有るのだが、この曲のシンガー、ジョヤ・ランディスは「俺がアメリカのバーで歌っているのを見つけて、ジャマイカに連れて来てデューク・リードに紹介したのだが、当時キングストンは彼女にはバッドすぎてデュークのガン・ショットにビビって気が付いたらいなくなっていた。」とか「皆も知っていると思うが、幾らヒットを飛ばしても満足なギャラは貰えなかったし、アーティストは幾らが満足な額かも知らなかった。殆どのシンガーはゲットー生まれのゲットー育ちだから、元々お金はなかった。僕らは皆が自分たちの歌に熱狂するのを誇りに感じ、その情熱から歌を歌ったんだよ。でも気がついたらプロデューサーだけがリッチになっていた。アーティスト達は皆ラジオから流れる自分の歌が好きだったし、本当に嬉しかった、でもそれだけでは僕らのお腹はふくれなかったんだ。」

当時既にトップ・スターであったケン・ブースはBB・シートンやメロディアンズと共に共同でレーベルを立ち上げる。その名も" LINKS "。 時期を同じにアルトンもインディペンデントを決意。「そう、確か一連のトレジャー・アイルでのヒットの後だったかな?私は " ELLIS "というレーベルを立ち上げた、しかし ELLISもケンのLINKSも大物プロデューサー達の圧力により流通が全く機能せず、すぐ潰れてしまった。」

Hortense Ellis

今回収録された 「Soul Train Is Coming」はELLISレーベルの一枚目のリリースで、カップリングは「A Little Bit」であった。因にこのセレクションでELLISからは前述の2曲と「Dedication」「Again」「Denvor」「Wide World」「Bam Bye」後、シスター・ホーテンスが歌う「Love Is The Key」「I Miss You」の9曲とALLTONEから「I Don't Know Why」。これはデニス・ブラウンの歌う「Stage In Life」と同オケの10曲はアルトン自身によるプロデュース。耳が肥えたリスナーの方はよく聞いてもらいたい。何故ならこの内数曲は完全にスタジオ・ワン録音で、バンドはあのサウンド・ディメンジョンなのだから。

これらの曲は60年代終わりから70年はじめにかけてジャマイカやイギリスでシングル盤としてリリースされたもので、僕たちは45回転で回りA面B面というものが当たり前の時代に育った。iPodの世代にこれを聞いて貰うために雰囲気を少しでも伝えれるかと思い全てではないがレーベルをピック・アップしてみた。[ http://www.rock-a-shacka.com/alton_ellis/label.html ] お暇な人は是非見てほしい。

至極当然のことであるが、どんなアーティストでも自らが一番始めに持つプロダクションで臭い歌を歌うわけが無い。ELLISの音源が未だにリリースされなかったのはただ単に流通が少なく、殆ど誰も知らない程レアだった為である。今までごく僅かのコレクターの間でしか聞けなかったシングル盤からのリマスターで有るが故、あの妙にクリアな空気感では無く、40年程前のカリブの匂いや湿り気が有ると思う。是非感じてほしい。

Photo Courtesy of The Gleaner Co. Ltd. / All Tone Music

追記 :
癌との闘病を続けていたアルトン。それでも、彼の音楽への情熱は一切衰えることはなかった。ドリームレッツとの来日公演に対しても常に前向きで、必ずや日本のオーディエンスに素晴らしいステージを見せると約束してくれていた。しかし、悲しいことに、2008年10月11日、彼は永眠することとなってしまった。本来、来日記念盤となるはずだった本作が、彼の追悼盤となってしまったことを心から残念に思う。彼の冥福を心より祈りたい。>>RIDDIM誌掲載の追悼文

Alton Ellis Soul Train Is Coming



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Alton Ellis [ Soul Train Is Coming ]

¥2,100 (tax in) DBCD-017 CD

2008年10月11日、癌との闘病の末この世を去ったアルトン・エリス。ジャマイカのシンガー、ソングライターの礎を築いた、伝説的ゴッドファーザーである。このアルバムは60年代に始まる、彼のレコード・プロデューサーとしての恐るべき能力を一望できる恰好のショウケースである。収録曲のほとんどが今まで簡単には聴く事が出来なかった貴重な音源ばかり。アルトン本人と妹ホーテンス・エリス、そしてアルトンより先に急逝してしまったスカタライツのトランぺッター、ジョニー・ムーアの1曲を合わせた最高の全19曲。マンディンゴ氏による詳細な解説付き。

■TRACK LISTING■
1. My Time Is The Right Time .... Alton Ellis
2. I Love You Girl .... Alton Ellis
3. Denvor .... Alton Ellis & The Flames
4. Keep On Yearing .... Alton Ellis
5. Again .... Alton Ellis
6. Dedication .... Alton Ellis
7. Big News .... Alton Ellis
8. Baby Talk .... Alton Ellis
9. Tribute To Sir Alex .... Johnny Moore
10. Past Time .... Alton Ellis
11. Soul Train Is Coming .... Alton Ellis
12. A Little Bit More .... Alton Ellis
13. I Don't Know Why .... Alton Ellis
14. It's Alright Girl .... Alton Ellis
15. Love Is The Key .... Hortense Ellis
16. I Miss You So .... Hortense Ellis
17. Wild World .... Alton Ellis
18. If I Had The Right .... Alton Ellis
19. Bam Bye .... Alton Ellis



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